千秋楽・皆さんどうも有難うございました。

今日でお祭りは千秋楽を迎えます。長かったような、短かったような不思議な気持ちです。
もう一度初心に帰ったつもりで、３月にサイトを再開しました。
まだ始めたばかりの新参者が、企画などやっていいものだろうか。
そう考えた事もありましたが、お陰さまで沢山の方に御支援を頂きました。

協賛して下さった方々、毎回見に来て下さった方々、そして作品を投稿して下さった方々。
皆さん、本当に有難うございました。

お祭りを終える前に、最後の作品紹介です。
ミヤザワカンナさんの、　Cool Struttin' 。
歩くようなゆったりとした曲のジャズナンバー。
昔初めて入ったジャズ喫茶でかかっていたのがこの曲でした。
私にはとても想い出深い曲です。

カンタループにやってきた稀な客。ゴローさんと益田さんの洒落たやりとり。
台詞ばかりで話を進めていくのではなくて、
細かい情景描写で登場人物の心理がとてもよく伝わってきます。
台詞が少ない分、そこに出てくる会話一つ一つに物凄い意味がこめられてます。
はじめはいつからか身についてしまった「芸風」のままで愚痴るゴローさん。
しかし、だんだんと話の核心に迫ってきた時、彼はさりげなく元の自分の言葉で語りだします。
お気に入りの小悪魔ちゃんの心を盗んだ益田さんへ
花椿は最後に「彼女をすぐ家庭に入れようなんて無粋な事、考えるなよ？」と言っておりますが
花椿なりのはなむけの言葉の様に聞こえました。
この話、益田さんがかっこいいのは勿論ですが、
ともすると本当は花椿の方が男前なのではないかと思えるほど、花椿をよくかけていると思います。
さすが花椿氏をお慕いしているカンナさん。愛がこもってますよ。

そして、If I Should Lose You
この話は３年前の企画のときに発表された作品です。
そして、私にとって、カンナさんの話に惚れ込んだ一つ目の作品。
話の終わりになると、決まって目頭が熱くなります。
ゲームのキャラクターをこれだけ丁寧に扱い、描写されている作品は他に無いでしょう。
タイトルに使われたジャズナンバーも突き抜けるように明るい曲なのに、
なぜか切なさがこみあげてくる曲です。
ハンクモブレーの代表作。この作品を通じて、私も家人もこの曲の事がもっと好きになりました。

今回もカンナさんが話を書いて下さって、本当に良かった。
読者の一人として、凄く嬉しかったです。カンナさん、ありがとう！

もっと早いうちにカンナさんの作品を紹介できたら良かったです。気がつけば最終日。
遅くなりました、ごめんなさい。

これで投稿して下さった１６作品の紹介を終わります。
色々と不適切な表現や評価があったかと思います。運営も非常に気ままにやっておりました。
皆さん寛大に受け止めてくださってありがとうございました。

日付が変わると、もう６月。お祭りはおしまいです。
投稿して下さった方々のサイトのリンク、絵チャログを残したものを「祭り跡地」として６月末まで残します。
作品へのリンクは切れておりますので、
これからはそれぞれのお気に入りの作品があるサイトさんへ直に訪問なさって下さい。
きっとまだ見たことの無い、読んだことの無い、素敵な作品があると思いますよ。

祭り期間中に連載していたbread and butterは、これからも続きます。
「いろどり」の続きも書きたいですし。
気が向かれた方は、良かったら話の続きにお付き合いくださいね。


ではでは、どうもありがとうございました！

あと、これからもよろしくね！